2025年度から東京都でも導入される週休3日制って、本当に大丈夫なんでしょうか?
この記事では、
- 週休3日制の仕組み
- 週休3日制のリット
について解説します。
週休3日制が気になっている人は、ぜひチェックしてくだだい!
- 週休3日制が気になっている方
- 週休3日制で本当に大丈夫なのか心配な方
週休3日制ってどんな仕組み?
週休3日制には大きく3種類
週休3日制には、給与と労働時間をどうするかで大きく3種類あります。
給与減額型
週休2日から休みが1日増えて労働時間が減る分、給与も減るタイプです。
給与の総額は減りますが、時間当たりで考えれば変わりません。
週休2日制 | 週休3日制 | 違い | |
---|---|---|---|
週あたりの労働時間 | 1日8時間 × 週5日 = 40時間 | 1日8時間 × 週4日 = 32時間 | 労働時間が20%減る |
基本給 | 20万 | 16万 | 労働時間が20%減るので、その分基本給を減額 |
給与維持型
休みが1日増えて総労働時間が減るものの、給与は従来通りで減らさないタイプです。
労働者側からすれば、お給料そのままで休みが増えるので、メリットが大きいです。
一方、会社側のメリットしては、
- 短い時間で仕事をこなすため、生産性が向上しやすい
- 社員のモチベーションが上がる
といった期待ができることです。
週休2日制 | 週休3日制 | 違い | |
---|---|---|---|
週あたりの労働時間 | 1日8時間 × 週5日 = 40時間 | 1日8時間 × 週4日 = 32時間 | 労働時間が20%減る |
基本給 | 20万 | 20万 | 給与は変わらない |
総労働時間維持型
休みを1日増やすかわりに、残りの4日の労働時間を増やして週/月あたりの総労働時間を変えないようにする仕組みです。
総労働時間が変わらないため、給与も変わりません。
週休2日制 | 週休3日制 | 違い | |
---|---|---|---|
週あたりの労働時間 | 1日8時間 × 週5日 = 40時間 | 1日10時間 × 週4日 = 40時間 | 1日の労働時間を増やす |
基本給 | 20万 | 20万 | 給与は変わらない |
部分的に導入する場合もある
完全に週休3日制にするのではなく、一部の週だけ週休3日制にする場合もあります。
- 週休3日制
- 3日休みの週もある
- 完全週休3日制
- 全ての週が週休3日
ということになります。
- 1ヶ月のうち、週休3日の週が1週間だけある
- 隔週で週休3日になる
週休3日制のデメリットは?
給与の総額が減ってしまう可能性がある
給与減額型の週休3日制の場合、基本給の総額は減ってしまいます。
時間換算のお給料は減りませんが、生活の支出が減るわけではないので、収入が減ると生活が苦しくなるかもしれません。
もしかしたら、休みが増える分、支出が増える可能性だってあります。
元々の給料で生活がギリギリの人は、週休3日制になって収入が減るとキビシイです。
そのような場合は、お休みの日に何か副業をするなどの対策をできるといいでしょう。
十分なスキルや経験が身につかないかも
労働時間が減るタイプの場合、週休2日の人と比べると仕事をする時間が少なくなります。
そうすると、比較的にスキルや経験が身につきにくくなります。
すぐに影響はありませんが、将来、転職を考えたときに週休2日の同期と比べてスキル・経験が低く評価されてしまうかもしれません。
増えたお休みを有効活用して、資格取得などの自己研鑽に励むといいでしょう。
勤務日が激務に
労働時間が減った場合、それに合わせて仕事量も減ればいいですが、現実にはそうはならないかもしれません。
会社としては、生産性が向上することで、短い時間で同じ量の仕事ができるはずだ、という期待もあります。
ただ、生産性はそんな簡単に上がるものでもないでしょう。
休みが1日増えるとなると、残りの4日が今までよりも激務になる可能性もありです。
まとめ
基本的に損になることはない、給与総額や業務量には要注意
このように、週休3日制になっても労働者にデメリットはあまりありません。
ただし、
- 給与の総額が減ることがある
- 業務が忙しくなる
可能性があることには要注意です。
増えた休みを有効活用できるかどうかが一番大事です。
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