【給料】意外と知らない基本給!低基本給の3つのデメリット【求人の見方】

給与

基本給ってもちろん知ってますよね?

でも意外と、月給・固定給との違いや、基本給が低いとどんなデメリットがあるのか知らない人も多いのではないでしょうか?

この記事では、

  • 基本給とは何か
  • 基本給が低いときのデメリット

について、わかりやすく解説します。

基本給が気になっている人は、ぜひチェックしてください!

基本給ってなに?月給・固定給との違いは?

各種手当を含まない基本になる給与のこと。会社によって決め方や呼び方が違う

基本給とは、給与のうち、残業手当や役職手当などの手当を含まない、必ずもらえる基本になる部分のことです。

法律で決まっているものではなく、会社によって内容の決め方や呼び方が違います。

基本給は能力・年齢・勤続年数などによって決まることが多いです。

基本給と、

  • 勤務時間や成果に関わらず固定でつく手当(固定手当)
    • 役職手当
    • 住宅手当 など
  • 勤務時間や成果によって変動する手当(変動手当)
    • 残業手当
    • 成果報酬(インセンティブ) など

がプラスされて給与になります。

基本給と月給・固定給の違いは?

基本給と月給・固定給の違いは、固定手当を含んでいるかどうかです。

つまり、

  • 基本給
    • 基本給のみ
  • 月給・固定給
    • 基本給 + 固定手当

ということになります。

どちらも残業代などの変動手当は含みません。

基本給が低い時のデメリットは?

低い基本給 + 固定手当で月給をかさ上げしている場合がある

会社によっては、基本給を低く抑えつつ月給を高くするために、「職能手当」などの名目で手当をつけていることがあります。

例えば、

  • 基本給を低く抑えている場合
    • 基本給:16万円
    • 職能手当:4万円
    • 月給:20万円
  • そうでない場合
    • 基本給:20万円
    • 月給:20万円

のような感じです。

「基本給だろうが手当だろうが、月々もらえる金額に変わりがないんだからいいじゃん」と思うかも知れません。

しかし、実際には基本給が低い場合の方が損をする可能性があります。

デメリット① 残業代が少なくなる

月給が同じでも、基本給が低い方が残業代が少なくなります。

どうしてかというと、残業代は「基本給を時給に換算した金額」+「割増賃金」で計算されるからです。

例えば、上記の例で1時間残業し、割増率が25%だったとすると、

  • 基本給を低く抑えている場合
    • 基本給の時給換算:1000円 = 16万 ÷ (20日 × 8時間)
    • 割増賃金:250円 = 1000円 × 0.25
    • 合計:1250円
  • そうでない場合
    • 基本給の時給換算:1250円 = 20万 ÷ (20日 × 8時間)
    • 割増賃金:約313円
    • 合計:1563円

となり、300円くらい違います。

このように基本給が低いと同じだけ残業しても、もらえる残業代が低くなってしまいます。

デメリット② ボーナスが低くなる

ボーナスの仕組みは会社によって違いますが、多くの会社では「基本給 × 何ヶ月」で計算します。

そのため、基本給が低いとボーナスが低くなってしまいます。

例えば、上記の例でボーナスが2ヶ月だったとすると、

  • 基本給を低く抑えている場合
    • ボーナス:32万 = 16万 × 2ヶ月
  • そうでない場合
    • ボーナス:40万 = 20万 × 2ヶ月

で、実に4万円もの違いがでてしまいます。

デメリット③ 退職金が低くなる

退職金もボーナスと同様に、会社によって仕組みがさまざまです。

もし退職金が基本給に連動する仕組みだった場合は、基本給が低いと退職金も低くなってしまうでしょう。

まとめ

基本給が低いと損をすることも多いので注意が必要!

以上のように、基本給が低いと損をしてしまう可能性があります。

「月々もらえる金額が同じならどっちも一緒」とは考えず、できるだけ基本給の多い会社を選ぶのがいいでしょう。

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